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動物海洋飼育・
アクアリウム科
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2023.12.11

海外研修③ – リバーワンダー

皆さん、こんにちは。河川のお時間です。

魚をある程度学んでいる方はお分かりとは思いますが、魚飼育員たちは海水魚派と淡水魚派で日々バトルを繰り返しています。一見、海水魚は華やかで人気になりがちですが、淡水には淡水の魅力が数多く、コアな人気が存在します。私も陸の人間ではありますが、生活に身近な分、川の方が結構好きです。

さて、今回はそんな「川」がテーマにした施設、「リバーワンダー」での授業をご紹介!

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブの運営するひと施設となり、既にブログ記事にもなっている「シンガポール動物園」「バードパラダイス」も同様です。日本のように数多くの動物園や水族館施設がある訳ではないのですが、一つの企業が大規模に大型施設を運営しているのは流石シンガポールらしいなという印象です。

施設の通り、世界の河川をテーマに7つのエリアに分かれています。

ミシシッピ川、コンゴ川、ナイル川、ガンジス川、マレー川、メコン川、長江。世界史で聞いたことある有名な河ですね。当然そこには生き物が暮らしており、その生き物を紹介しています。

もちろん、川と言えばのアマゾン川をテーマにしたエリアも存在します。中でも複数のマナティを展示している大型水槽は学生たちの印象に多く残った様子です。海外が強いのはやはり規模ですね。圧倒的な規模でお客様の気持ちを掴みやすいです。

日本で同じことをしようとすると厳しいことが多いです。ならば嘆くだけではなく、日本なら何が得意で強いのかを考える必要がありますね。

(マナティって可愛いですが、この写真は泳ぐしゃもじに見える…)

そして、日本でも大人気のジャイアントパンダもいました!

シンガポールと中国の国交樹立20年を記念して貸与されたパンダさんですね。

お名前はジアジア。もう一匹はカイカイと言います。

そして、リバーワンダーズと言えば、このアトラクション。ディズニーのジャングルクルーズの本物動物版と言えば良いでしょうか。川を下りながら数多くの動物たちを観察します。バク、ヒョウ、サル、カピバラなどなど。

シンプルに楽しい!という面もありますが、川に暮らす動物と同じ目線に立つことで、理解を深めるという手段にもなります。

さて、今回の海外研修のマンダイ・ワイルドライフ・リザーブ運営の「シンガポール動物園」「バードパラダイス」「リバーワンダーズ」は一旦終了です。

並べてみると、それぞれの運営テーマが分かりやすいのではないでしょうか? 日本の動物園や水族館においても、それぞれの施設には必ずテーマが存在します。

飼育員となれば、そのテーマに合った仕事をしなければなりません。就職をする為、また就職が決まった後でも、そのテーマを理解し、そして賛同する精神が大切ですね。

あなたの好きな動物園や水族館のテーマは何でしょう。調べてみましょう。

 

次回、超大型水族飼育専門施設。

 

【恵士】