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動物海洋飼育・
アクアリウム科
ブログ
2025.01.21
動物園と水族館のお仕事体験(出張まある)
皆さんこんにちは! 1月19日、静岡市こどもクリエイティブタウン「ま・あ・る」さんの主催で、本校にて「動物園と水族館のお仕事体験」が開催されました! 今回のブログは、本校サイドから見た準備や当日の流れをご紹介します!
ま・あ・るさんのプログラムレポートはこちら!
https://maaru-ct.jp/report/222049/
飼育員たるもの
本校の動物海洋飼育・アクアリウム科は、動物園や水族館の飼育員を目指す学生が学ぶ学科です。飼育員と聞くと「動物や魚を飼育する」というイメージが強いですが、実際には教育普及活動や自然保全、研究など、動物に関わる幅広い業務に携わる必要があります。
今回の「動物園と水族館のお仕事体験」は、そうした「飼育員の仕事」を体験してもらう場としても非常に重要な機会でした。企画から運営まで、学生が主体となって取り組むことで、学ぶことがたくさんありました!
まずは会議から!
今回、私から学生に提示したテーマは3つ!
- 子どもたちに飼育員の仕事を知ってもらう
- 体験をベースに楽しんでもらう
- 事故ゼロ
これを実現するために、年末から学生同士で会議を重ねました。限られた時間内でどんな企画ならみんなを楽しませられるか? 事故を防ぐには? などなど、真剣です…!
先生の意見を取り入れて実現度アップ
学生が出したアイデアを、どうやって具体的に形にしていくか。そこは先生にアドバイスをもらいながら進めます。安全面のチェックも大事なので、みんなで頭をひねりました。
手作りPOPでおもてなし
動物園や水族館らしさを演出するには、やっぱりポップが大事! 学生たちはA4サイズにわかりやすく情報をまとめるのにチャレンジ。これが意外とむずかしいんです。
企画書でイメージを固める
ターゲットは? 道具は何を使う? 流れはどうする?――こんな情報をまとめた企画書を作成して、みんなのイメージを共有します。頭の中だけで考えていると抜け漏れが発生しがちですが、文字にするとハッキリ整理できますよね(画像はハッキリしていないです)。
リハーサルで最終チェック
イベント直前には実際の動物たちを使いながら、リハーサルを実施! クラスメイトが子ども役になり、誘導や説明を試してみると…「あれ、意外と時間が足りない!」なんてことも判明。リハーサルで気づいた課題をすぐ修正し、本番に備えました。
そして、当日…!
いよいよ本番の日。当日までは、学生たちも私たち先生側も「本当にうまくいくのかな…」とドキドキしていました。ところがフタを開けてみれば、不安はどこへやら。子どもたちはキラキラした笑顔で体験を楽しみ、学生たちもそれを見て更に笑顔が広がります。ちょっとしたアクシデントも起きず、無事にトラブルなく終了! 私は「開始数分で“開催してよかった”と確信しました!」。そのくらい、みんなが生き生きとしていて、良いイベントだったなと感じました。
今回のイベントが大成功で終われたのは、なんと言っても学生たちの頑張りのおかげです。私たちは学ぶための「環境」を整えることしかできません。その環境をどう活かすか、どれほど真剣に取り組むかは学生自身の意志にかかっています。今回のように真面目に、一生懸命楽しみながら学んでくれる姿を見ると、本当に嬉しいですね。
今後も、学生たちにはいろいろな学びの場が用意されています。どの場面でも今回のように真摯に向き合ってくれたら、彼ら自身の成長はもちろん、イベントなどに参加してくれるお客さまにも素敵な体験を届けられるはずです。
さらに、今回遊びに来てくれた子どもたちが、動物園や水族館の仕事、そして飼育員という世界にちょっとでも興味を持ってくれたら最高ですね。未来の飼育員や研究者が生まれるきっかけになれば、とっても嬉しく思います!
【恵士】